セネガルで暮らしながら

アフリカでのささやかな日々の中、ふと思ったことを書いています

大切な人とやりたいこと

年末、日本から大切な人が来てくれた。

たった数日だったけれど、その分濃い充実した時間を過ごした。

 

人生って不思議だなあと思う。好きで離れたくない人たちと離れてまでやりたいことや行きたい場所がある。ときどき立ち止まって振り返ると、私は何しているんだ?と思うことも。限りある人生の時間、一緒にいたい人とより長く過ごす方がいいのでは?移住前には、一緒にいたい人とやりたいことの間でどちらをとればいいのか考え込んだこともあった。というか、どちらをとるか答えは出ていたのだけれど、楽しい暮らしを変えるということへの抵抗感があった。

結局、半年~1年以上時間をかけて、気持ちを整理した。だからか、実際移住してから迷うことはなくて、どちらも両立できている。大切な人とやりたいこと、別に対立するものでもなかったのか、と今は思う。自分の気持ちをよく理解してそれに従っていけば、結果うまく回っていく。

 

今感じているのは、本当に一緒にいることになる人とは、一度離れてもやっぱりいつか一緒になるのだし、ならないならそれまでだ、ということ。

タイミングって本当に不思議で、一度しか会わない人もいれば二度、三度かかわるひと、はたまたずっと深い関係になる人もいる。世間ではこれを縁とか運命と呼んでいて、確かにそういうものがあるような気がする。良い縁、悪い縁どちらもあるけど、どんな人からでも何かしら学びとれるのだから、やっぱり出会うべくして出会ったのだと考えたい。

数えきれない人とかかわる人生の中で、それでも私に会いにセネガルに来てくれるというのは本当にすごいことだ。

だからこそ、今、この瞬間をいつも大事にしていたい。たとえ一緒に住んでいても、今朝が最後のわかれだったということは往々にしてある。だから、次の瞬間にすべてが消えてしまってもいいように、充実した今を生きよう。

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