セネガルの野菜事情
野菜は地元のマルシェで買うのが定番で、住居兼自宅のレストランでまとめて発注している。スーパーにももちろん置いてあるけど、どうせ買うならマルシェの顔なじみの店に行きたい。
- 値段
野菜の値段は、旬、雨季や乾季、イスラム教の行事などによって日々変動している。ここ最近は全体的に高騰している印象で、セネガルにも物価上昇の波が押し寄せている。
値段は例えば、
トマト 60円/個
キュウリ 85円/本
ニンジン 50円/本
大根(小) 25円/本
キャベツ 150円/個
玉ねぎ 220円/キロ
レタス 250円/数房
しょうが 75円/袋
レモン 25円/個
※首都のマルシェの価格
日本と比べて安いものが多いけど、とびぬけて、というわけではない。中でも葉物はほかに比べ高いので、おいそれと買っていられない。首都ということもあり、やはりいい値段がする。
- 味
野菜の味は、普通。
日本で売られているものがどれだけ品種改良されているのか、よくわかる。甘かったり、そのままでも食べやすかったり。
その野菜を生で食べる習慣があるかどうかの違いもあるけど、種をとったり皮をはいだりしないと苦味があって食べられないもの(キュウリ、大根など)があるので、自分の口に合う料理ができるよう、日々勉強中だ。
- 種類
日本料理で使う基本的な野菜は、セネガルでおおよそ手に入る。中には、白菜など普通には出回っていなくて、都市部の特定のマルシェで買うものもある(どこから来ているんだろう)。
一方で、日本でよく食べていたブロッコリーや大豆などは、大きなスーパー以外ではあまり見かけない。大好きなシソや多種多様のキノコ類もセネガルでは一般的でないので、一時帰国で食べるのを楽しみにしている。
各種とうがらし、白くて苦いなすやマニョック芋(やその葉)はアフリカ独特の野菜だ。自分ではめったに買わないけど、調理されたセネガル料理はとてもおいしい。
ちなみに、マルシェで買えるお気に入りは砂糖なしのピーナツバター。定番のセネガル料理でソースとして使われる。私はそのままバゲットに塗って食べるのが好き。
自家栽培に挑戦中
最近、家庭菜園をはじめた。
近所に放置されていた乾燥した羊の糞をもらい、土をつくるところから。早速食べ終わったトマトの種を撒き、無事に芽が出たので安心。
自分たちが食べる分だけでも収穫できたらいいなと思う。