セネガルで暮らしながら

アフリカでのささやかな日々の中、ふと思ったことを書いています

2月、最近のこと

2月。砂は多いけれど、25、6℃と引き続き過ごしやすい気候だ。8、9、10、11月のトラウマレベルの暑さを忘れてしまった自分、セネガルの高温多湿の恐ろしさからつかの間の逃避。

不思議なことに、人はしっかり経験したはずの季節をしっかり忘れる。この乾燥した快適さからは、あのベタベタの夏を思い出せそうにない。肌は常に"今"しか感じ取れない。

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・大統領による選挙の延期

2月末にあるはずだった大統領選挙の延期が発表された。ただでさえ荒れるだろうと言われていた選挙期間、まさかの展開でいっそう混乱しそう。

3日の発表後、ダカールではすでにデモが行われ、情報統制のためのモバイル通信の制限もはじまった(WI-FIはまだつながる)。セネガル国内の動きを追いつつ、身の安全を守ろう。家でじっとしているのは私の得意分野だ。

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それにしても、権力というのは美味しいんだなあ、つくづく思う。権力を持った人にしかわからない味なのだろうけど。これは別に”国家”というものに限らず、どんな組織でも同じ。強い権力を持ち独裁的になるというのは、権力の性質、人間の本性なのだろう。権力を持つ予定も能力もないけれど、私はそんなもの持たないでいいなあ。といっても、私とて人間である以上その本性からは逃れられない。質素に無欲に生きているつもりでも、ちょっとしたことで心の底の傲慢が顔をだす。あくまでも自分ごととして内に目をやり、観察・警戒していよう。

 

・生活環境の変化

職場に新しいメンバーが加わって、環境ががらりと変わった。この広い世界のなかセネガルの地で一緒に働くことになるなんて、不思議な縁を感じる。出会うべくして出会ったのだろうから、互いにいい影響を与え合えたら嬉しい。これからの活動が楽しみだ。

同居するメンバーが入れ替わったので、プライベートにも少し変化が。うすうす気づいていたけれど、私は急激な変化が苦手だ。気をつけていても無理をため込んでしまうので、自分のペースを何度も確認・肯定しながら、地道に進んでいこう。

 

アフリカネイションズカップ

前回の記事の後、セネガルコートジボワールと対戦して負け、敗退した。優勝候補国として盛り上がっていただけに悔しそうだったけど、勝ち上がった残りの国の試合に気持ちを切り替えている。どこの国の調子がいいだとか、この国対この国はこっちを応援するだとか、わいわいやっている。サッカーというスポーツ自体がアフリカ全体に浸透しているのがわかる。2月11日の決勝は熱くなりそうだ。

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・家庭菜園の経過

11月頃に撒いたトマトが、ようやくここまで育った。なかなか大きくならなくて羊の堆肥が合わなかったのかな、と思ったけど結局どうなんだろう。お金をかけずにやったにしてはいい方だろうか。

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近所を歩いていたら、歳を取った(?)ラクダがいた。

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